ちょっと気になったモノ。
拍子木
拍子木の起源は明らかではないが、合図をし、拍子をとり、また人々の注意を促すために、木や竹を打ち合わせる方法は、原始時代からあらゆる民族で行われていました。
おそらく拍子木は、古くは、物を打ち合わせ、音を発することによって悪霊を退散させることができるという宗教的な用途からできた呪具(じゅぐ)の一種であったと考えられます。
そのことは、柏手(かしわで)や錫杖(しゃくじょう)、夜回りの拍子木などの機能からも推察します。
材料としては紫檀、黒檀、花梨、樫などの硬い木が使われいます。
古来日本では、家を建てる時、床の間に使用する木材と同じ材料で拍子木を作っていたそうです。
毎朝、戸を開け厄除け邪気を払い福を呼び込むため、たたいていたと伝えられています。